現代社会の問題@7つの習慣
青文字は僕の解釈であります。
恐れと不安
多くの人は何がしらの恐れにとらわれている。
将来を恐れ、職場での自分の弱さを恐れ、職を失い家族を養えなくなるのではないかと恐れている。
このように気弱になっていると、安定した生活を望み、職場や家庭でお互いにもたれ合う共存関係になりがちだ。
もたれ合いの共存関係から抜け出すには、各々が自立するほかない。
自立とは何か?
この問いは重要だと考える。
自分が今不安であることは、未だ自立できていないことを意味する。
たとえば、彼女に振られたら生きていけない。
これは、彼女に依存していることを意味する。彼女がいなくても生きていけるように自立し、相互依存状態を目指すことが重要だと考える。
挑戦するのが不安なのも、自分で稼いでいけるんだっていう状態(自立)になることで、挑戦できる。
私たちの社会は相互依存で成り立っている。
AはBに依存していてBもAに依存している。
お互い相手なしにはやっていけない。
たとえば、企業は顧客なしにはやっていけない。
消費者は農家なしにはやっていけない。
現代おいては、一人だけで生きていくことは不可能であり、社会に出たら、すべての仕事が繋がっている。
つまり、相互依存関係にあると解釈する。
社会が相互依存で成り立っているゆえに、自立という土台の上に相互依存の能力を身につけなくてはならない。
今すぐ欲しい
人はモノをすぐ欲しがる。
しかし、今日の結果を出す必要性と、明日の成功に結びつく能力に投資する必要性とのバランスをとらなければならないのだ。
それと同じことは、自分の健康、結婚生活、家族の絆についても言える。
健康な食事を取ろうとすることも大事だが、それを、金銭的条件や時間的条件をクリアした上で続けることができるものなのかも大事である。
簡単に稼げるバイトもいいが、明日以降も稼げるような能力はつくのかとのバランスも考えるべきである、と解釈する。
非難と被害者意識
人は問題にぶつかると、自分の抱えている問題や困難を他人や状況のせいにすることが当然のようになってしまっている。
そうすれば一時的には痛みが和らぐかもしれない。
しかし実際には、自分とその問題をつなぐ鎖を強くするだけなのである。
問題の責任を自分以外に置くと、問題は何も解決せず、同じ問題が繰り返されるにつれて痛みは増幅し、最終的には他人のせいにしても痛みが和らぐことはないと解釈する。
謙虚な人は自分が置かれた状況を受け入れ、責任をとる。
バランスの欠如
携帯電話は私たちの生活をますます複雑にしている。
より多くのことが要求され、ストレスは増し、本当に疲れさせられる。
時間を管理して少しでも多くの成果をあげよう、現代のテクノロジーの脅威をうまく駆使して効率を高めよう、有能な人間になろう、と誰もが必死で努力している。
それなのになぜ
ますます仕事に追われ、健康、家族、誠実さなど、自分にとって最も大切なものを仕事のために犠牲にしなければならないのだろう?
社会の求め(グローバル人材になれ、生産性を上げろetc.)に応じていたら、心の平和やバランスの良い生活は得られない。
(大事かもしれないけど、自分にとって大事かどうかは又別)
自分にとって最も重要な事柄を明らかにし、それを誠実に実行して初めて得られるのである。
自分にとって最も重要な事柄を実行する際に、現代における文明の利器を用いることは、生産性という面で大切である。
利己主義
現代社会は、人生で何かを得たいなら、一番を目指さなければならない。
つまり、競争だ
同級生、職場の同僚、家族までもが競争相手に見え、彼らが勝てば勝つほど、自分の取り分が少なくなると感じる。
もちろん外見上は他社の成功を応援する寛大な人間のように振る舞うが、内心では他人の成功を妬んでいる。
すべての人に成功が行き渡ってなお余りあると考える「豊かさマインド」を持つ人、他者を尊重し、お互いの利益のために無私の気持ちで働く人によっとそ、真のすぐれた業績はなされる。
豊かさマインドは、私的成功をしていると感じることができなければ、真に持つことはできないのではないだろうか、と考える。
理解されたいという渇望
人が持つ欲求の中で、他人から理解されたいという欲求ほど切実なものはないだろう。
これは他者に対して影響力を持ちたいという欲求でもある。
ほとんどの人は、影響力の鍵はコミュニケーションにあると思っている。
自分の言いたいことをわかりやすく説得力を持って伝えられれば、他者に影響を与えられるはずだと考えている。
誰かと話している時、相手の話を理解しようと真剣に聞くどころか、相手が話し終わった後のリアクションを考えながら聞いていないだろうか。
あなたが影響を与えられるのは、相手があなたに影響を与えていると感じた時からである。自分が理解されていると感じた時、あなたが心を開いてくれたと相手が感じた時に初めて、その人に影響を与えられるようになるのである。
相手を理解しようとしても、相手が理解されていると感じなければ意味はない。
心を開く事、相手を理解しようと努力する事が大切。
現代社会は、どうしてもテクニックに走ってしまい、さらにはテクニックで一時的には成功してしまうから勘違いしやすい。
私的停滞感
社会における普遍的な問題も常に心に留めておく事を勧める。
例えば、人のせいにする、ものをすぐ欲しがるetc.
問題の解決策とそこに至るまでの道筋を見出せるだろうし、現代社会のアプローチと時を超えた普遍の原則に基づくアプローチとの対比がはっきりと見えてくるはずである。
死の床にあって思うのは、家族や愛する者の事である。
人は誰かのために生き、最後はその人たちの事を思うのだ。
偉大な心理学者のアブラハム・マズローも、人生を終える時、自分自身の自己実現欲求よりも、子孫の幸福、達成、貢献を願ったという。彼はそれを自己超越と呼ぶ。
あなたが学んだことを愛する人たちに教えてあげてほしい。そして何よりも、学んだことをすぐに実践してほしい。
知識を持っていてもそれを実行しないのは、知っていることにはならないのである。